もっとおもろ能

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号2000490  更新日 令和1年7月11日 印刷 

川西おもろ能を今よりもっと楽しむためにこのページでは様々な視点からおもろ能を分析、解説しています。ここでおもろ能を予習し、理解を深めることでおもろ能がより楽しくなること間違いなしです。

申込みはコチラ。観覧申込受付期間8月1日(木曜日)~9月2日(月曜日)観覧無料(外部リンク・新しいウインドウで開きます)

おもろ能とは?

おもろ能とは

流正之先生の近代的芸術作品「おもろ座」石舞台と、700年の伝統文化である能がドッキング!世界でココでしか観られない舞台です!

彫刻家。1923年生まれ。
1935年より京都に住みサムライ教育をうけ古流武道を会得。作刀研磨を学ぶ。戦後、北陸・山陰をはじめ各地を放浪し彫刻をはじめる。1958年東京での個展をロックフェラーに認められ渡米、それ以降アメリカでの個展、美術館への出品。日本いおいてもモニュメンタルな彫刻を次々と発表、みずから庭師とも称し、具体的な場所、空間を直感的に意識し、それを構成し、ときに土俗的な要素を抽象化した彫刻がそのアクセントとなる。
1974年第七回日本芸術大賞、1983年吉田五十八賞、受賞。国際的評価を得ている。
2018年没。

流政之さんとおもろ座

演者のこと

シテ方金春流能楽師 金春穂高

1965年(昭和40年)、奈良市生まれ。金春流77世宗家、金春栄次郎の孫。
金春流は歴史的には一番古い能の流派で、豊臣秀吉からも庇護寵愛を受けた流派です。

したがたこんぱるりゅうのうがくし。こんぱるほだか

のうめんのしゅるい

重要な役割を担う能面、その種類は約250種類!

 能における能面というものは、表面上、何かに扮するための道具という以上の奥深いかかわりを持つものである。能役者は能面のことを「オモテ」と呼ぶ。面を大切に扱ってのことであるが、観客に対する時の表玄関でもあるオモテ、その能面のウラの暗闇の中に能役者は姿を隠している。隠れているからこそ逆に、役者自身の訴えたいことを思いのままに舞台上に、描き出すことができるのかもしれない。能と能役者と能面という三つのものは、重層的なからみ合いを持たなければ、三者ともその命を花開かせられないのだ。
 能の本質は「面」であり、役者の内面と役者が感じる面の力とが闘争し、反発しあうところに能面の劇性がある。それゆえに、能の演技は、面を抜きしては考えられない。
 仮面の歴史は古く、祭祀的な面は世界の歴史の上でもかなり早い時期に創り出されている。
 西洋演劇の原点であるギリシャ劇における仮面も、「祭祀的な」形を今に伝えている。能面でも鬼の面や悪尉などに、外来の伎楽面や舞楽面の影響を見出すことができる作がある。
 能面の中では発生がもっとも古いといわれている翁の面については、面をかけることによってその存在を神格化するのであり、神霊的な存在となりえて、天下泰平・五穀豊穣を祈願するわけである。古代人より受けついだ、呪術性・信憑性を面に感じる感覚は、「翁」の場合大きく生きている。
 翁面についで形式が整えられたのが鬼の面らしい。大癋見・小癋見・飛出・天神などの名称が世阿弥の時代の「申楽談儀」に”出合の飛出・此座の天神の面……皆の赤鶴也”とある。
 鬼の面についで、尉系統の面の形が成立。同じ「申楽談儀」に”恋重荷の面とて名誉せし笑尉は、夜叉が作也”と面の名称も作者も出てくる。
 こうしてみると女面は一番あとから、あの美しさを形作ったことになる。女面は、能面創作の一番最後を担って誕生したのである。
 女面の誕生。これこそ、能の歴史の上で最も大きな出来事である夢幻能の完成と、密接に結びつき、観阿弥、世阿弥、禅竹らの新しい創造意欲に呼応した。その美しい女体の夢幻能のために、龍右エ門や越智、増阿弥などの面作者が生み出したのが女面である。
 新しい、高度な舞台を支える、美しい面。女面の美しさに惹かれて能の中へ引き込まれ、知らぬ間に一曲を過してしまう人は非常に多い。それだけの秀れた魅力を女面は内に秘めているのである。
 能面の主な素材は桧である。室町期から江戸初期にかけて現在の種類がほぼ出揃い、これを本面と称し、それ以降は「写し」といって、忠実に模写することに専念してきた。

(翁)天下泰平を祈る面「翁」専用。(大飛出)眼を開き、口を開いた陽気な神の面「嵐山」「加茂」「国栖」など。(獅子口)(大)大形で金泥の面「石橋」。(獅子口)(小)小形でひきしまった強さの金泥または赤い色彩の面「石橋」また、人に害を与える鬼の面として「土蜘蛛」「大江山」「羅生門」など。(童子)永遠の美少年の面「枕慈童」「天鼓」「小鍛冶」など。(平太)武将の面「田村」「八島」など。(中将)憂いを含んだ公達の面「清経」「忠度」など。(小牛尉)(小尉)品格高い神の化身の面「高砂」「蟻通」。(般若)恐ろしさとともに悲しさを表わす鬼女の面「葵の上」「道成寺」など。(曲見)中年の女の面「三井寺」「墨田川」など。(増)(女)高貴な女性や天女の役の面「江口」「羽衣」など。(小面)若くて初々しい女の面「羽衣」「吉野天人」「胡蝶」など。


能の舞台を彩る楽器・作り物・小道具について紹介します

楽器

笛・小鼓・大鼓・太鼓の四種をさし、これらを(四拍子)と総称することがある。世阿弥のころ囃子としてすでに用いていた。

ふえ

【笛】

能管とも呼ばれる。能・狂言では唯一の施律楽器、竜笛を祖としているが、管内に喉(管)のある点が異なり、それが最大の特徴でもある。素材は女竹で煤竹を良材とする。長さ約39センチ、管の最も太い部分の外径約2. 4センチで、一つの歌口と七つの指孔がある。長さや指孔の位置は一本一本異なるので、音律はさまざまである。

こつづみ

【小鼓】

打楽器、単に鼓ともいう。大鼓と対で用いられる。馬皮を鉄輪に張った表革・裏革計二枚の六個の調穴に、調緒の縦調べを適して革を胴にあて、多少のゆとりを持たせて締める。調べを左手に握って右肩にかつぎ右手で表革を打つ。音高と音色を調節するために左手で表革調べを締めたりゆるめたりして張力を加減し、手指のあたる位置を革面の中央や周辺部にしたり、打つ強さや、打つ指の本数などを変える。演奏中は温度を保ち音色を整える。

おおつづみ

【大鼓】

おおかわ(大鼓・大革)、大ともいう。中央が細くくびれた桜材の胴に鉄輪に馬皮を張った表革、裏革を二枚あて、麻の調緒で締める。小鼓に先がけて打ち、基本の拍を中心に刻み、囃子の進行にサインを打ち出す役目もする。演奏前に革を炭火で焙じて乾燥させ、調緒でつよく締め上げ、さらに小締めをし、上から化粧調べという緒をかける。こうして小鼓と対称的な硬く激しい音色が生まれる。打音に多様な音色は望めないだけに、打音の前の掛声の変化が重視される。左手で調緒を握って左膝にのせ、右手で表革を打つ、手の保護のため、指皮サックをはめている。革は10回位で廃物となる。
 

たいこ

【太鼓】

桴で打つ両面の締太鼓。革は牛皮で縁は鉄輪。表革の表面中央に桴皮、表面中央に調子皮(いずれも鹿皮)をはる。調緒を通す穴は10個。胴は短く、多くは蒔絵を施す。胴の材は欅を最上とし、表革と裏革を胴にあて、麻の調緒できつく締め上げ、更に横に調緒を巻く。これを専用台にのせて桴で打つ。太鼓が入る部分では太鼓が演奏を主導する。

作り物

舞台上に設置される据え道具と、小道具に似て人物が携帯する手道具とに大別されるが、主として前者をいう。その原義は演能のつど臨時に作り、終演後は解体する道具ということで、固定した既製品である小道具とは一線を画する。

作り物

小道具

能や狂言で用いるのは道具のうち、面・仮髪・装束を除き、あらかじめ作製して保管しておき、演能のたびに取り出して用いる物の総称。実物の外形を模しながら、軽く扱いやすく、能の演技に適するように作られている。演者が身につける帯道具と、手に持つ持ち道具とがある。

おおぎ

【扇(おおぎ)】

持ち道具の一つ。能・狂言ともに最も大事にする道具で、舞台に登場する役者は、立方はもちろん囃子方・地謡・後見にいたるまで、すべて扇を持っている。扇には閉じた時でも先端が半開きになる「中啓」と、全体が閉じる「鎮扇」の二種がある。

かずらおけ

【葛桶(かずらおけ)】

「かつらおけ」ともいう。黒漆塗の円筒形の蓋付桶で高さ約50センチ。金の蒔絵をほどこしたものが多い。能・狂言とも作中人物が腰掛けとして常用するが、狂言では酒樽・茶壺などの容器としても用い、また、蓋だけを大杯のかわりに用いる例も多い。

しょうぞく

豪華絢爛な能装束

能楽の舞台衣装。能装束の着方は当初からのまま伝承されているのではなく、その時代時代の能役者たちの工夫が積み重ねられて、今日のようなスキのない美しいものになったのである。

【羽衣の舞台衣装】

半裸体とも考えられる姿で登場した天人は、物着(舞台で装束を変えること)に羽衣である長絹をつけ、本来の姿に戻る。腰巻とは縫箔などタイト・スカート風に着用すること。豪華な装束の一部しか見せないのも能の美学である。

しょうぞく

装束の種類

唐織

金銀糸や十色にあまる色糸で織り出した立体感のある厚手の豪華な装束。主に女性の上着に用いる。唐織着流しの女装は女性美の象徴。平安の公達も着付。

厚板

元来は織物のこと。主に男性、鬼神などの着付に用いるが、若くない女性が色無唐織のかわりに用いる例もある。段織りにしたものが多く、その模様により、段厚板、小格子、大格子などといい、用途はもっとも多い。

縫箔

繻子地に箔を置き、絹色糸の刺繍による多彩で斬新な模様がある能装束の中で最も優美なもの。主に女性の着付や腰巻、ときには壺折りにも着る。また、公達も用いてその優しさを表わすなど小袖の中では用途も幅広い。

長絹

単衣で前身頃と後見頃は腋から下が離れている。両胸に組紐の長いのが二筋垂れて、真中で花結びにして垂す、紅色の紐が、アクセントとして美しい。背と両袖に織られた大胆な模様によって豪華さが感じられるのが特徴で、舞を舞う鬘者の後シレやツレの天女などが緋の大口に着ることが多い。

狩衣

単衣と袷の別があり、袷は大臣・貴族・天狗などが着、蜀江模様のものは「翁」用。

法被

織模様のある広袖物で修羅物の後シテ、鬼畜、怨霊が姿を現す時や唐人が用いる。

直垂

麻・絹地の染柄物の袷で武士の礼服、ワキなどが着用。

素袍

麻布の単衣で、武士の日常服として用いるほか、一般男性の平服として着用。

大口

大口袴の略で前に襞があり、後は頑丈に織られて両横に張った袴。白大口、緋大口、色大口、模様大口などの種類があり、男女、老幼など広く用いられる。

半切

大口と同形の袴。地質が異なり、修羅物の後シテ、鬼畜、荒々しい神などに用いられる。

鬘帯

女性の役が鬘をつけた上にそれを押えるような格好でしめ、背中に長く垂す幅四センチ、長さ二メートル程の細帯。女に欠かせない物。

鉢巻

鬘帯が女性用なのに対して男性用で、白鉢巻は修羅物の後シテと現在物の武士に用い、公達は面の上から結ぶ。

観覧の申込み

おもろ能に興味を持たれたあなた!おもろ座を舞台に行われる「川西おもろ能」を観にいきませんか?

お申込みはハガキ・ファクス・市ホームページ上申込フォームのいずれかに希望人数(4人まで)、
全員の郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し下記申込先まで
受付期間:8月1日(木曜日)~9月2日(月曜日)【9月2日の消印有効】
※重複申込み分は無効です。応募者多数の場合は市民を優先に抽選します。

問い合わせ・申込先

〒666-8501 川西市中央町12-1
川西市文化・観光・スポーツ課 川西おもろ能実行委員会事務局
電話:072-740-1161 ファクス:072-740-1187

申込フォーム(外部リンク・新しいウインドウで開きます)